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「神の前に富む者」*箴言28章

更新日:2023年2月10日


至る所で入学式があり、駅では、定期券発行の行列を見、新しい歩みのスタート!期待と緊張、希望、ドキドキの4月です。

 新しいスタートもそれぞれ、神様の豊かな励ましと祝福がありますように!


祈祷会は箴言28章より。

「正しい人」と対比して「正しくない人」がどんな人か記されています。

ソロモンの治世以降、イスラエルは北イスラエルと南ユダ王国に二分され、同じ部族でありながら、交流も絶たれてしまいました。

 善王と悪王が入れ替わり立ち替わり統制を取る中で、イスラエルの民が神に頼ろうとせず、神を恐れない生き方を選択したときに、国は敗北の一途をたどり、

北イスラエルはアッシリヤに滅ぼされ、その様子を見て預言したイザヤの声も空しく

南ユダ王国もバビロニア捕囚へと国を追われていったのです。

神の忌み嫌われることを平気で行い、公平で正しく裁く方であられる神を軽んじたイスラエルの民への罰を見るときに、私たちも恐るべき方を恐れ、優先させるべきものを主の前に優先して行くことの大切さを示されます。


ルカ12章のみことばが語られました。イエス様の言葉です。

「ある金持ちの畑が豊作であった。彼は心の中で考えた。『どうしよう。私の作物をしまっておく場所がない。』そして言った。『こうしよう。私の倉を壊して、もっと大きいのを建て、私の穀物や財産は全てそこにしまっておこう。そして自分の魂に言おう。

『わがたましいよ、これから先何年分もいっぱい物が貯められた。さあ休め。食べて、飲んで、楽しめ。』

しかし神は彼に言われた。

『愚か者、お前のたましいは、今夜おまえから取り去られる。おまえが用意した物は、一体だれのものになるのか。』

自分のために蓄えても、神に対して富まない者はこのとおりです。」


まだまだ自分の人生は何十年もあると思う人に向かって、主はこのように言われ、また実際にそれを行うことのできる方は御心の通りにそのようにされる。私たちの命は、神の許しあってのものであり、神が許されるのでなければ、私たちは望むところにも留まり続けることのできないものであることを覚えます。


今日のこの一日。御心に生きられることを感謝し、御心に反することをしてしまったならばそれを示してください、と悔い改めに導かれ、御心に歩めるように主に助けを求める姿勢。


13節〜14節にはこのように書かれています。

「自分の背きを隠す者は成功しない。

告白して捨てる者は憐みを受ける。

幸いなことよ。いつも恐れる心を持つ人は。

しかし、心を頑なにする者はわざわいに陥る。」


箴言の原点は親から子への主の教育であり、「潔白な生活を送りなさい。」ということです。サムエルがエリの元に預けられたときに、どんな家庭であったのか。

来週のみことばはここから語られることになっていますが、

サムエルとエリの二人の息子の大きな違いはなんだったのか。

乳離れしたサムエルが、エリの元で奉公し、見習いとして神に仕えるということはどういうことなのかを学びつつ生活していたのとは逆に、罪の放縦に身を任せ、本来は霊的なリーダーとして成長してゆくはずだったエリの息子たちが、自分の思いのままに欲を満たす生き方を選び、その身に滅びを招いていってしまったこと。


エリの教育がどんなものであったのか見ることはできませんが、大きくなった二人の息子を叱ってもその声は、時すでに遅し、で届かず、主のもとに子どもを届け、主の教育ができるのは本当に短い一定の期間であることを改めて考えさせられました。


25節〜26節のみことば

「欲の深い人は、争いを引き起こす。しかし、主に拠り頼む人は豊かにされる。

自分の心に頼る者は、愚かな者。知恵をもって歩む者は救われる。」


自分の知恵に頼らず、主に頼り、主を第一とし、主を優先する選択をするときに、多くの祝福を受けていくこと。子どもたちに祝福の道をしっかりと伝えてゆく使命を果たすこと。その責任を示されたことでした。


「人を叱責する者は、後になって、舌でへつらう者よりも恵みを得る。箴言28の23」聖書




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